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ひとり言

抗がん剤投与の為に入院する様になってから
回を重ねる毎に副作用が強まっていく様で
退院時、電車で帰るのは無理って言っても
夫は聞きいれてくれませんでした。
荷物まで持って、あまりにも辛そうで・・・

それまで私は自宅付近しか運転出来なかったので
夫に高速教習をしてもらいました。
5回程、自宅と病院までを往復すると
次の入院からは、なんとか送り迎えが出来る様になり、
最期の頃には、ナビ頼りであちこちの病院へ行くことも
出来る様になっていました。

そして今、夫が亡くなって
何もかも一人でしなければならなくなり
あのまま運転出来なかったら
一体どうなっていたんだろうと思います。

結婚前、免許取り立ての私の運転で
助手席に座って指導してくれたのも夫でした。
初めての高速での遠出も・・・。
車を運転していると、今もまだ夫が隣にいるようで
ふいに思い出が蘇り、涙が溢れてしまいます。
そんな時は、なんとなく、空気が温かく感じる様な・・・
「パパ、いてくれてるの?」
なんて、一人つぶやいたり・・・。
今日はそんなことばかりで、
心が孤独でいっぱいで・・・
思い出ばかり蘇ります。

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テーマ : つぶやき - ジャンル : 日記

ひとりじゃないとわかった日

昨日「がん患者会」をUPした。

私は、夫ががんだとわかった途端に
知人・友人の顔に
同情の表情が浮かぶのを見るのが嫌だった。
だから、周囲に詳細は語らなかった。
だから、精神的に孤立してしまった。

でも、ひとりで出来ることには限界がある。
私には、心の内を吐露出来る場所が必要だった。
その時は、肩肘張って、そんなこと思ってもみなかったけど、今思えば、多分限界だった。

そんな時に、がん患者会シャロームの代表と知り合うことが出来た。
何も言わなくても、状況を説明しただけで理解してくれていることがわかった。
ひとりじゃないと思えた。

昨日、患者会のブログを書いていて、ここにリンクを貼らなかったら「患者会」で検索して、登録までしようと思う人がどれくらいいるだろうかと思った。

「がん」とは、まだまだ皆に公平な病ではないと思う。地域や病院によって、受けられる医療の質に格差がある。だからこそ、情報を求めてアンテナを張り巡らせて欲しいと思う。情報一つで、救われる命があるかもしれないのだから。

NETで情報を公開するということには、リスクが伴う。
リンクを貼るには、シャロームさんの承諾が必要だった。

夫が亡くなってから「がん」と付くもの全てから遠ざかっていた。
また孤立していたことに気付いた。
患者会のブログを久しぶりに訪れた。
シャロームさんは、私達を、私のブログを見守ってくれていた。
ひとりじゃないんだと思った。
ふいに、夫と共に、支えて頂いて、
がんと闘った日々が蘇った。
涙が止まらなかった。


テーマ : いま想うこと - ジャンル : 日記

息子の想い

昨夜、息子と食事していて
いつもの様に、自然とパパの話になった時
息子が突然、遺影に向かって
「なんで死んじゃうんだよ。ばーか」
って言い出しました。
「どうした?」
って、息子の顔を見たら
「パパも、うるせーよ!ばーかって言ってるよ、きっと」
って言うなり、みるみる泣き顔になって
「パパとキャッチボールしたい。
 サッカーしたい。」
って、泣きながら私に抱きついてきました。

夫に似て、あまり想いを口に出さない息子で
今は特に、「ママを守る」って思いが強いようで
ちょっと心配して見ていたのですが
最近、少しずつ、
「パパの鼻のかみかた」とか
「パパの顔の洗いかた」なんて真似が始まり
よく遺影を見ながら
「今、パパ、○○って言いながら、天国でビール飲んで笑ってるよ」
「ママ、パパも美味しいって言ってるよ」
なんて言葉が出る様になり、昨夜は涙になりました。

そういえば、こっちに来てから
広い公園でピクニックしながらキャッチボールなんてしてないなぁ。
・・・反省。
引っ越して来る前は、夫が亡くなった直後も、いつもの公園で
2人で、以前と同じ様に、天気の良い日はよくピクニックしてました。
いつも一緒だった夫がいなくて、とても寂しかったけど
いつもならパパの役目だった、キャッチボールやサッカー
「下手だなぁ」って息子に言われながら、教わりながら。
今週末は晴れるかなぁ。
久しぶりに、息子とキャッチボールしてみようかと思います。



テーマ : 家族日記 - ジャンル : 日記

野球とサッカー

2010年2月21日(日)

息子の幼稚園にはサッカークラブがあり、
息子も、年少後半くらいからずっとサッカーを続けていました。

週に1度、1時間半の練習で、豆粒のような男女混合サッカー選手達。
一度帰宅してから、ユニフォームに着替えて、ママちゃり相乗りで
電車の陸橋をヨロヨロフラフラしながら通いました。

冬の寒~い日、それでも、半袖短ショーツ姿でボールを追いかける姿は、なかなか立派な『男』にも見えて頼もしく感じたり、転んで擦り剥いて泣いちゃう姿は、やっぱり普通の幼稚園児だったり。
大会でボロ負けして、お友達と共に、溢れる涙をコッソリ袖でぬぐう姿が、やけにパパに似ていたり。
仲の良いお友達と共に、卒園してからもずーっと続けていました。

パパは野球少年でした。
亡くなった父親が監督していたチームで頑張っていた時期もあり、中学高校とバスケットに転向しましたが、大学時代にはまたサークルで楽しんでいたようです。

パパの最期の年。パパはどうしても息子とキャッチボールしたかった。
ピクニックがてら、キャッチボールを教えるけれど、ボールが怖くてなかなか取れない息子。
パパは、自分で、平日練習日の野球チームに体験を申し込み、息子をおだてて参加させ、その場で入会しちゃいました。当時、サッカーとスイミングを習っていた息子。これに野球までは無理と、なかなか止めることに同意しない息子を、おだてて、物で釣って、結局野球に転向させてしまいました。

その頃、いつものピクニックランチに息子の自転車を持って行った時、「自転車はこういう風に乗るんだぞ」なんて言いながら息子の自転車を横取りして、泣いた息子を抱いて相乗りし、息子は「キャーキャー」言いながら、パパの首にしがみついて、2人で大笑いしていた場面が、このブログTopページの写真です。
この写真の、パパの笑顔がとても好きです。

こんなんでうまくなるのかなぁ?・・・なんて心配して見ていたけれど、そのうち息子はキャッチボールが出来る様になり、週末ピクニックランチのキャッチボールとサッカーの回数が増えました。
夏の終わり頃、身体はだいぶ辛くなっていたけれど、ピクニックシートで休みながら、それでも夫は、息子とキャッチボールを続けました。
行ける時は出来るだけ野球の練習を見学に行き、ネット裏に立ってじっと眺めていた姿が忘れられません。

今月、息子は、転校先の学校でサッカークラブに入りました。
そろそろお迎えの時間です。
また、汗と泥でドロドロになって、パパと同じ笑顔で手を振ってくれるかな・・・。
いってきます!


テーマ : 家族日記 - ジャンル : 日記

虎部龍『ロード』

2010年3月8日

普段、テレビはあまり見ないのに、夕食後、息子と共に何気なくつけたテレビから、虎部龍のロードが流れて来た。
こんな詩だったんだ・・・今まで何気なく聴いていた歌詞の1節1節全てが、夫の記憶に繋がり、涙が溢れた。

夫の命日は、義母の誕生日だった。
最期の時、必至で駆けつけたけれど、夫は既に冷たくなっていた。
その顔は穏やかに微笑んで、本当に、眠っている様だった。
冷たい夫の顔に触れて、今にも目を覚ましそうなのに、どんなに言葉を掛けても、夫は答えてくれなかった。
泣きながら頬をすりよせても、いつもなら必ず抱きしめてくれる腕は、動かなかった。

夫はこの曲が流れると、いつも聴き入っていた。
いい曲だから、だけでは無かったとわかった。





今月の月命日は夫のお墓の開眼法要を行った。
最期の年、義母のお墓参りに行くたびに、夫は、同じ墓苑内に墓所をとれたら・・・と口にしていた。義母とは姓が違う為に同じお墓には入れないからだ。何でもしてあげたかったけど、でも、あまりにも遠すぎて、それだけは出来なかった。

墓所を見学に行くたびに、夫の言葉が蘇り、迷い、なかなか決められなかった時、夫が亡くなってからずっと支え続けてくれた友が、このお寺を紹介してくれた。この地では本当に少ない宗派だというのに、友の家族も同じ宗派だった。
見学の日は、朝から小雨が降っていたのに、墓所に着いた途端、厚い雲の切れ目から日が射した。
なんだか ここでいいよ って夫が言ってくれた様な気がした。
不思議なことに、開眼法要の日も朝から雨だったのに、お寺に着く間際になって止んだ。
母も、兄弟も、笑って相手にしてくれないけれど、夫が側で、いつも見守ってくれているからだと、私は信じている。

今までは、夫と息子と3人で、義母のお墓を掃除してきた。
今回は、息子と2人、初めて夫のお墓を掃除した。
いつも3人でやっていた通り、雑巾で拭いて、掃いて、お花を活けて。
義母のお墓の掃除を終えると、いつも夫は言っていた。
「なんだか、スーっとするんだよな。気持ちがいい。」
理解していたつもりだったけど、わかってなかったね。ごめんね。


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