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りんご

Author:りんご
2007年4月 夫は43歳で胃がんと診断されました。
告知から亡くなるまでの日々、忘れたくないのに、記憶は日々薄れていくようで・・・辛かったけど、幸せだったあの日々を、もう一度辿ってみたいと思います。

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肝臓・前従隔再発

2008年3月~6月

息子の卒園式に参列した翌週、外来で病院を訪れると、既に主治医は消化器外科の医師では無く、消化器内科の腫瘍内科医に代わっていた。
夫は、肝臓の手術担当医から勧められた通り、TS-1の内服継続をお願いしたが、断られた。
「お願いしようにも、取り付く島もないんだよ。必要ないでしょう で終わっちゃったよ。」
肝臓の外科医からは、既に、5年生存率20%と告知されていた。
子供連れの患者を前に、慌ただしく生存率を述べ、患者の願いを、目も合わせず一言で却下する医師達が、まるで機械のように、患者はただの症例に過ぎず生身の人間とは見えていないのではないか、と感じられた。

4/4、夫は職場へ復帰した。
身体はどんどん回復し、この頃には食欲も戻り、胃摘出前の7~8割強程まで食べられる様になっていた。

5/27、CT検査の結果、夫は肝臓・前従隔への再発を告げられた。
再発告知の後、そのまま治験参加の説明を受けたが、夫の落胆は激しく、再度説明の為の外来予約をとった。

6/6、夫と病院へ行き、抗がん剤の説明を受けた。
胃がん再発の場合、使用する抗がん剤は
・TS-1
・シスプラチン+イリノテカン
・タキソール
・マイトマイシン
とのことで、この段階でなら治験に参加することが出来、治験薬を使うことによって、使える抗がん剤の数が1つ増えることになるとのことだった。

術後補助としてのTS-1は効果が無かったかもしれないが、もう一度、他の抗がん剤との併用で使ってみることは出来ないかと聞いてみたが、即却下された。
夫は治験参加について迷っていた。
正確に言えば、再発のショックが大きすぎて、何が何だか、よくわからなかった。
主治医は沈黙に苛立っている様だった。
再度、治験薬を使用する利点を述べ、
「治験とは、使用した抗がん剤の数が少ない人が対象となる」
「今だから参加出来る」
といった説明を続けた。
夫は、私の顔を見て、それから、治験参加を主治医に告げた。


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テーマ : 家族日記 - ジャンル : 日記

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はじめまして

こんにちは
全て拝見させていただきました。
共感する事ばかりで読んでて泣いてしまいました。
私の旦那も2007年2月に胃ガン告知され病院を選択出来る猶予もなく3月に手術して7月にリンパ節転移でTS1から始まりシスプラチン~全ての抗がん剤を受けました。2009年11月に旅立ちましたが、治療もありましたが家族で度々旅行へ出掛け、濃厚で充実した2年8ヶ月でした。
私はこの哀しみを乗り越えていこうとは考えていません。
19年間も連れ添ってきたのに無理ですよね。
ただ旦那の命を無駄にしないように、何も考えずに毎日働いています。
気持ちだけが追いついてないですが、最近は生きてる意味生きる意味を考えるようになりました。
家に帰ったら自分の感情に蓋をしないで思いっきり泣いています。
一生、旦那を想い哀しみとつきあっていこうと思っています。

Re: 匿名希望さま

匿名希望さま

お返事が遅くなってしまい、すみませんでした。
コメント、ありがとうございます。

ようやく、夫のお墓を建立することが出来ました。
いろいろ考えてしまい、迷いが出て、沢山の墓苑やお寺を巡って、ようやく納得出来る場所を見つけられた という感じです。

コメント、読んでいて涙が出ました。
ほんとうに、ありがとうございます。

Re: ココサンさま

ココサンさま

コメント、ありがとうございます。
お返事、遅くなってしまい、すみませんでした。
これでいいんだろうか・・・と、迷いが出てきてしまって・・・。

胃癌告知の時期も、最期の時期も、本当に近くて、同じ時に、同じ様に苦しまれていたのかと思うと、涙ばかり流れます。
でも、辛く、苦しかったけど、一日一日がとても貴重で、充実していて、幸せでしたよね。

>生きてる意味、生きる意味

これは、私もよく考えます。きっと、私には成すべき責任があるんだろう、と思う日々です。
人は皆、その責任を全うする為に生まれてきて、生きているのかもしれない、なんて考えたり。
あまり無理しないで下さいね。
前に進めなくたっていいし、座りこんじゃう期間があったっていいですよね。
私も、まだまだ毎日涙です。

良かったら、また立ち寄って下さい。
ありがとうございました。

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