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虎部龍『ロード』

2010年3月8日

普段、テレビはあまり見ないのに、夕食後、息子と共に何気なくつけたテレビから、虎部龍のロードが流れて来た。
こんな詩だったんだ・・・今まで何気なく聴いていた歌詞の1節1節全てが、夫の記憶に繋がり、涙が溢れた。

夫の命日は、義母の誕生日だった。
最期の時、必至で駆けつけたけれど、夫は既に冷たくなっていた。
その顔は穏やかに微笑んで、本当に、眠っている様だった。
冷たい夫の顔に触れて、今にも目を覚ましそうなのに、どんなに言葉を掛けても、夫は答えてくれなかった。
泣きながら頬をすりよせても、いつもなら必ず抱きしめてくれる腕は、動かなかった。

夫はこの曲が流れると、いつも聴き入っていた。
いい曲だから、だけでは無かったとわかった。





今月の月命日は夫のお墓の開眼法要を行った。
最期の年、義母のお墓参りに行くたびに、夫は、同じ墓苑内に墓所をとれたら・・・と口にしていた。義母とは姓が違う為に同じお墓には入れないからだ。何でもしてあげたかったけど、でも、あまりにも遠すぎて、それだけは出来なかった。

墓所を見学に行くたびに、夫の言葉が蘇り、迷い、なかなか決められなかった時、夫が亡くなってからずっと支え続けてくれた友が、このお寺を紹介してくれた。この地では本当に少ない宗派だというのに、友の家族も同じ宗派だった。
見学の日は、朝から小雨が降っていたのに、墓所に着いた途端、厚い雲の切れ目から日が射した。
なんだか ここでいいよ って夫が言ってくれた様な気がした。
不思議なことに、開眼法要の日も朝から雨だったのに、お寺に着く間際になって止んだ。
母も、兄弟も、笑って相手にしてくれないけれど、夫が側で、いつも見守ってくれているからだと、私は信じている。

今までは、夫と息子と3人で、義母のお墓を掃除してきた。
今回は、息子と2人、初めて夫のお墓を掃除した。
いつも3人でやっていた通り、雑巾で拭いて、掃いて、お花を活けて。
義母のお墓の掃除を終えると、いつも夫は言っていた。
「なんだか、スーっとするんだよな。気持ちがいい。」
理解していたつもりだったけど、わかってなかったね。ごめんね。


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テーマ : いま想うこと - ジャンル : 日記

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