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告知の夜 ①

2007年4月 ③

その日、夫はいつもより早く帰宅した。

ガチャガチャ と鍵を回す音
ドアが開いて「ただいまぁ」

いつもと同じ、夫の帰宅を知らせる音と声。

でも、いつもと違う・・・
すぐに私の顔を見て、スーツ姿のまま
夫を見つめたまま立ち尽くす私に歩み寄り、抱きしめる。

「ごめんな」

今になってわかる。
夫はいつもそう。
ホントは自分も辛いのに、顔にも態度にもほとんど出さない。
いつも一番に私のことを考えて、落ち着かせ
その私の落ち着いた様子を見て・・・安心感を得るような・・・。
ほんとに、大きな人だった。

夫の叔父・叔母のほとんどが、がんで亡くなっている。
あの時、夫はどんな気持ちだったんだろう。
どれほど、怖かったんだろう。
あの人が口にしなかった言葉や思いは
どれぐらいあったんだろう。


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テーマ : 家族日記 - ジャンル : 日記

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