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夢 泥棒

2010年3月15日

夫が亡くなった時、私達が住んでいたマンションは
夫の会社の借上げ社宅だった。
ゆっくりとした退去期日を提示しては下さったが
何もかもが中途半端な様な気がして落ち着かず
必要最低限の買い物・用事以外、外出しなくなっていたことや
これからの息子のことなど、いろいろ考え
七七忌法要を終えてから
私達は、両親と兄弟・親戚の住む地へ転居した。

引越しから数日後の夜中。
夢の中のリビングで息子と2人寛いでいる所へ
まるで知らない顔の男の人が、突然現れた。
いまも、顔までハッキリと覚えている。
薄いジャンバーを着て、ガッシリとした、
ジーンズ姿の、背が低めの男の人。

どういう理由か、夢の中で、私はその人を夫だと認識している。
その夫が、リビングにどっかと腰かけて

「戸締りちゃんとしたのか?
 泥棒が入るぞ。
 ちゃんと戸締りしないとダメだ」

と、私の顔を見て言った途端、目が覚めた。
夜中の3時過ぎだった。
何故だか落ち着かず、迷いながらも
やっぱり起きだして
次から次に部屋の電気を点けながら
窓のカギやドアのカギを確認して歩いた。

リビングとは反対側の、廊下の先の息子の部屋。
机の脇の大きな窓のカギがかかっていなかった。
道路とは反対側の、駐車場に面した窓。
引越しの日に窓を開けた時のまま
ずっと施錠されていなかったのだ。
部屋は1階。
背筋がゾクっとした。

急ぎ寝室に戻り、息子が眠る布団にもぐりこんだ。
息子は湯たんぽみたいにポカポカだった。

この日を最後に、夫は夢に現れてはくれなくなった。





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コメント

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Re:

匿名希望さま

いつもコメントを、ありがとうございます。

週末、お疲れ様でした。

不思議ですね。
私も、あの姿が好きで、思い出すのはいつも、
あの姿でテレビを観ながら横になっている姿などです。
あの姿が、家族が共に過ごした時間の象徴のように
感じるからなのでしょうか・・・。
本当にとても似ていて、不思議なご縁を感じています。

夢から覚めた後の、あの淋しさや孤独感、
もう本当にどうにもならないんだ、いないんだ
ってことを思い知らされる様で辛いけれど
それでもやっぱり、夢でも会いたいですね。

いつも、心配しながら、傍で見守ってくれているんですよね。
きっと。


寒暖の差が激しいですね。
体調崩されません様に気をつけて下さいね。


ありがとうございました。

Re: いつも

匿名希望さま

初めまして。
コメント、ありがとうございます。

辛い時は、立ち止まっていても良いと思うのです。
泣きたい時は、泣きたいだけ、泣いた方が良いと思います。
私も、しなければならないことを全て後回しにして
家の中に引きこもってしまったこともありました。
どこを見ても、どこを歩いても、思い出ばかり蘇り
涙が溢れました。
転居してみれば、思い出が無い家も、また辛く
夫が遠くへ行ってしまった様で、孤独感ばかり感じていました。

いつか・・・私にもよくわからないのですが・・・
今は、一日一日を、なんとか生きている感じです。
あまり先を考えてしまうと、一歩も前に進めなくなってしまうから
今出来ることを、なんとかこなしています。

1人じゃないですよ。
ここにも同じ仲間がいます。
辛い時は、いつでもコメントして下さいね。


ありがとうございました。

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